腰や盲腸・脱腸などがよく知られているヘルニアですが、横隔膜にもヘルニアが発症することはご存知ですか?
横隔膜は胸部と腹部の内臓を分けている筋肉と筋から出来ている部分です。ここが伸縮する事によって呼吸をするのを助ける役目も担っています。
横隔膜に起こるヘルニアは先天性のものと事故や打撲で起こる後天性のものに分かれています。
横隔膜に穴が開くことで、本来腹部に治まっているべき内臓が胸部に入り込んでくる事で、肺が圧迫される事による呼吸困難や胃が上昇する事による嘔吐や痛みなどの激しい症状があります。
先天性の場合、最悪死産となってしまうこともありますが、最近では胎児の段階で病気の有無を判断する事も出来るため、出産前からの的確な医師の管理と出産後、直ぐにしかるべき処置を受けることが出来れば助かる割合が高くなってきています。
子供を持つ親にとって、我が子の病気ほどつらいことはありません。日本の医師の技術がトップクラスであることは親にとっても嬉しい限りですが、施設の不足である現状、小さな命を救う機関の充実が望まれます。
後天性の場合はほとんど、手術が必要となります。また外傷的なショックが原因になっているので横隔膜のヘルニアのほかに内臓に損傷がないかどうかの検査が必要になってきます。
先天性・後天性ともに治療としては手術で横隔膜にあいた穴を縫合し、内臓を元の位置に戻す事が必要となってきます。



